世界三大激痛の1つと言われている群発頭痛に、ボルタレンは効果があるのでしょうか?
また、副作用はあるのでしょうか、そしてロキソニンと比べて効果はどうなのでしょうか?
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目次
群発頭痛にボルタレンは効果があるのか?
先読みポイント!
ボルタレンはロキソニンと同等に群発頭痛に効果なかった
群発頭痛に効果的なのはイミグラン皮下注射と純酸素吸入療法の2つ
ただし、この2つの方法にもデメリットや問題点がある
ボルタレンのように強い薬であれば、世界三大激痛の1つと言われている群発頭痛にも効果がありそうですが、実際はどうなのでしょうか?
ボルタレンは群発頭痛に効果がない
実際に私も試したことがありますが、はっきり言って効果は感じられませんでした。
これは、ロキソニンやイブなどが群発頭痛に効果がないように、ボルタレンも同じグループの薬だからです。
薬の成分や作用を見ると、頭痛にも効果がありそうですが、実際にはその効果は定かではありません。
そして、群発頭痛に対してはほとんど効果はないと思って間違いありません。
群発頭痛を疑ったら、まずは医師に相談を
群発頭痛は、かつて医師でもその診断を間違えてしまうほどの病気でした。
私も何度「異常はないですね」「片頭痛ですね」と言われて苦しんだことかわかりません。
しかし、最近では群発頭痛についてある程度の情報がわかってきたこともあり、患者も症状を明確に伝えることができるようになったことも幸いして、群発頭痛と診断されることが増えてきました。
群発頭痛の原因や治療法は、まだ明確になっていませんが、それでも早く診断されることにより、痛みを取るための治療を効果的に受けることができるようになります。
そのためには、まず群発頭痛を診断できる病院や医師にかかる必要があります。
ボルタレンの効果・作用・副作用
先読みポイント!
ボルタレンは、ロキソニンやバファリンなどと同じような解熱鎮痛薬
ボルタレンには強い消炎鎮痛作用があるから、群発頭痛の治療でしばしば用いられるが副作用も強い
ボルタレンは、痛みや炎症を抑える非ステロイド系の抗炎症薬で、さまざまな形状で販売されていますが、特に錠剤と座薬は劇薬指定されているほど、他の解熱鎮痛剤と比較しても一番作用の強い薬です。
そのため、市販の錠剤や座薬はなく、病院で医師に処方してもらう必要があります。
ボルタレンは、ロキソニンやバファリン、イブなどと同じように痛みや発熱を抑える解熱鎮痛薬で、「NSAIDs(エヌセイズ)」と呼ばれるグループの薬に分類されます。
NSAIDsは、別名「非ステロイド性抗炎症薬」と呼ばれていて、抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用をもつステロイドホルモン以外の薬剤の総称です。
解熱鎮痛剤の多くはこのNSAIDsに属するため、処方薬から市販薬まで幅広く活用されています。
ボルタレンの効果と作用
ボルタレンは、炎症や痛み、発熱の原因とされるプロスタグランジンという生体内の物質ができる量を減らすことにより、炎症や腫れ、筋肉や関節の痛みを軽くし、発熱がある場合は熱を下げ、主に次の症状に効果があると言われています。
- 関節リウマチ
- 変形性関節症
- 腰痛症
- 手術後・抜歯後などの鎮痛・消炎
- 急性上気道炎の鎮痛
- 解熱
ボルタレンは「ジクロフェナクナトリウム」という成分を主成分としていて、この成分は強い消炎鎮痛作用を示します。
剤形(錠剤、座薬、テープ、カプセルなど)によって細かい適応の違いはありますが、それぞれのボルタレンはこの消炎鎮痛作用を目的に使用されます。
ボルタレンの用法・用量
鎮痛・消炎
通常、成人は1日3~4錠(主成分として75~100mg)を原則として3回に分けて服用します。
頓用※する場合は1回1~2錠(25~50mg)を服用します。
※頓用(とんよう):「薬が必要なときは飲みなさい」という指示として使用します
急性上気道炎の解熱・鎮痛
通常、成人は1回1~2錠(主成分として25~50mg)を頓用します。
年齢・症状により適宜増減されますが、原則として1日2回まで、1日最大4錠(100mg)が限度です。
- いずれの疾患の場合も空腹時の服用は避けましょう(必ず指示された服用方法に従ってください)。
- 食道に停留して崩壊すると食道潰瘍を起こすおそれがありますので、多めの水で服用し、寝る直前の服用は避けましょう。
- 飲み忘れた場合は気がついた時にできるだけ早く飲みましょう。ただし、次の通常飲む時間が近い場合(1日3回の場合は4時間以内)は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしましょう。
- 絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談しましょう。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めましょう。
ボルタレンの副作用について
胃部不快感、食欲不振、吐き気、嘔吐、胃痛、腹痛、下痢、口内炎、浮腫、発疹
このような症状に気づいたら、医師または薬剤師に相談するようにしましょう。
また、稀に以下のような症状が出る場合もあります。
その場合は、[ ]で囲ったような副作用の初期症状の恐れもありますので、早めに医師に相談してください。
- 冷汗、呼吸困難、意識障害、蕁麻疹、血管浮腫 [ショック、アナフィラキシー]
- 吐き気、胃痛、腹痛、吐血、下血(黒色便) [出血性ショックまた穿孔を伴う消化管潰瘍、消化管の狭窄・閉塞]
- 発熱、皮膚の発疹・水疱、目の充血や唇・口内のあれ [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、紅皮症]
- 尿量減少、浮腫、頭痛 [急性腎不全、ネフローゼ症候群]
- 呼吸困難、息をすると喉がヒューヒュー鳴る [重症喘息発作(アスピリン喘息)]
ボルタレンとロキソニンの違い
先読みポイント!
抗炎症作用ならロキソニンよりもボルタレンが有利
即効性ならロキソニンだが、持続性なら同等
副作用はボルタレンのほうが強い
まずは、ボルタレンとロキソニンの違いについて、効果・即効性・持続性についてまとめます。
ボルタレン | ロキソニン | |
効果 | 解熱鎮痛剤で最も強い | 市販の解熱鎮痛剤で最も強い |
即効性 | 最短30分ほどで効果が出る | 最短15分ほどで効果が出る |
持続性 | 平均6-8時間 | 平均5-7時間 |
先ほども解説しましたが、ボルタレンは、ロキソニンやバファリン、イブと同じくNSAIDsと呼ばれるグループの解熱鎮痛薬に分類されます。
抗炎症作用ではボルタレンが有利
ボルタレンはジクロフェナクナトリウムを成分とし、数ある解熱鎮痛剤の中でも抗炎症作用が一番強い薬です。
そのため、手術後に強い痛みが想定される場合などでボルタレンが処方されることが多く、常用する薬ではありません。
一方ロキソニンは、解熱鎮痛剤の中でも、ジクロフェナクナトリウムの次に作用が強いとされるロキソプロフェンナトリウムが成分です。
即効性ではロキソニンが有利
鎮痛効果を得るためであれば、
- 薬を服用して最短でロキソニンは15分
- ボルタレンは30分ほど
で効果が出てきますので、ロキソニンのほうが即効性があるといえるでしょう(ボルタレンで即効性を求めるならば、座薬が用いられます)。
成分量で12.5mg、25mg、50mgの3種類がありますが、50mgを使用した場合、早ければ10分ほどで効果が出てくるので、こちらも即効性が期待できるといえます。
※ただし、症状や痛みの度合い、体格の違いなどの個人差によって効果の現れ方は異なるため、必ず「〇分で効果が出る」とは言えませんのでご注意ください。
持続性では同等の効果
ボルタレン、ボルタレンサポ(座薬)の平均的な持続時間は6~8時間、ロキソニンは5~7時間です。
薬の効果を感じられる持続時間は、薬を服用してから血液中に薬の成分が行き渡る濃度(血中濃度)によります(血中濃度が薄くなればなるほど薬の作用は弱くなっていきます)。
また、血中濃度が半分になる時間を半減期といい、これ以降は薬の効き目がゆるやかに弱くなっていくのですが、ボルタレンの半減期は1.3時間、ロキソニンは1.2時間程度で、どちらも大差はありません。
ボルタレンもロキソニンも服用間隔を4~6時間空ける必要があるのは、血液中に薬の成分が残っている最中は薬の効果が持続していると考えられ、追加で薬を服用すると過剰摂取になってしまう可能性もあるためです。
ボルタレンとロキソニンの副作用の違い
ボルタレン、ロキソニン、どちらにも副作用に大きな差はなく、消化器症状、浮腫などの全身症状、皮膚症状等が挙げられます。
しかし、
胃への負担はボルタレンの方が大きい
副作用が出る頻度はボルタレンの方が高い
という違いはありますので、特にボルタレンを飲む際には胃薬と一緒に飲むことが勧められています。
最後に
最後に、私が実際に試して良かったと感じたサプリをランキングでご紹介しますのでご覧ください。
「まだサプリメントは試したことがない!」と言う方は、ぜひ参考にしてみてください。