群発頭痛の症状に似ているもので、「発作性片側頭痛(ほっさせいへんそくずつう)」というものがあります。
聞きなれない病名ですが、しっかりと群発頭痛の治療を行うためにも区別をつけておきたいものです。
目次
群発頭痛と発作性片側頭痛の違い
群発頭痛と発作性片側頭痛の症状や特徴の違いについて、2つを比較して解説します。
群発頭痛の診断基準
- 2~4をみたす発作が5回以上ある
- 未治療の場合、重度~きわめて重度の一側の痛みが眼窩部、眼窩上部または側頭部のいずれか1つ以上の部位に、15~180分間持続する
- 以下の1項目以上を認める
- 頭痛と同側に少なくとも以下の症状あるいは徴候の1項目を伴う
- a) 結膜充血または流涙(あるいはその両方)
- b) 鼻閉または鼻漏(あるいはその両方)
- c) 眼瞼浮腫
- d) 前額部および顔面の発汗
- e) 前額部および顔面の紅潮
- f) 耳閉感
- g) 縮瞳または眼瞼下垂(あるいはその両方)
- 落ち着きのない、あるいは興奮した様子
- 発作時期の半分以上においては、発作頻度は 1回/ 2日~ 8回/ 1日である
- ほかに最適な ICHD-3 の診断がない
発作性片側頭痛の診断基準
- 2~4を満たす発作が20回以上ある
- 一側性の重度の痛みが眼窩部、眼窩上部または側頭部に2~30分間持続する
- 頭痛と同側に少なくとも以下の1項目を伴う
- 1. 結膜充血または流涙 (あるいはその両方)
- 2. 鼻閉または鼻漏 (あるいはその両方)
- 3. 眼瞼浮腫
- 4. 前頭部および顔面の発汗
- 5. 縮瞳または眼瞼下垂 (あるいはその両方)
- 発作頻度は大半で5回/日を超えるが、これよりも頻度が低い期間があってもよい
- 発作は治療用量のインドメタシンで完全に予防できる
- その他の疾患によらない
引用元:日本頭痛学会「P28-30 , 3.群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛 , 国際頭痛分類第3版beta版 , 医学書院 , 2014.」より
このように、群発頭痛と発作性片側頭痛の違いを比較すると、その一番の違いは持続時間で、1回の頭痛が発作性片側頭痛よりも群発頭痛のほうが長いのが特徴です。
また、発作性片側頭痛はインドメタシンで完全に予防できることも特徴の1つです。
では、群発頭痛はどのように痛みを軽減させたらいいのか?
群発頭痛の明確な原因や治療法は今のところ明らかになっていませんが、痛みをコントロールする治療法はいくつか効果的なものがあります。
- 純酸素吸入療法
- イミグラン皮下注射
これらの治療法は、どれも医師の処方箋や指導が必要で、保険適用となっても1ヶ月で2万円以上の費用がかかります。
ただし、どちらの治療法も効果は抜群で、経験者であれば「喉から手が出るほど欲しい」と言うほどのものです。
2つの治療法についてはこちらの2つの記事をご覧ください。
参考:群発頭痛の痛みをなるべく早く取り去るスマトリプタン(イミグラン)皮下注射とは
薬以外の群発頭痛の治し方
最初にお伝えしておきますが、純酸素吸入療法は「酸素」ですので薬ではありません。
ですから使用が増えても効果が薄れていくと言うこともありません。
では、上記の2つの方法以外に群発頭痛を治す方法・痛みを和らげる方法はないのでしょうか?
私が試した中で最も効果を実感できたものはサプリメントでした
私は数ヶ月前まで群発頭痛に悩んでいました。
正確にいえば、「今回の」群発頭痛は数ヶ月前に終わりました。
プロフィールにも書いてありますが、私の群発頭痛歴は15年で、約3年おきに襲われます。
一度襲われたら毎日2回、約2ヶ月間苦しむことになります。
それまではただ耐えるだけしか方法はなく、激しい頭痛が起きてからの1~2時間、涙を流しながら必死にこらえていました。
しかし、今回の群発頭痛から始めたサプリメントのお陰で、頭痛のない生活を取り戻すことができました。
最後に、私が実際に試して良かったと感じたサプリをランキングでご紹介しますのでご覧ください。
「まだサプリメントは試したことがない!」と言う方は、ぜひ参考にしてみてください。