慢性頭痛の治療法には、その頭痛のタイプによって治療方法が異なります。
例えば片頭痛の場合には、拡張した血管により痛みが起こるのでトリプタン系薬剤やエルゴタミン製剤などを利用します。
また痛みの激しい群発頭痛では、イミグラン注射が一番効果があるとも言われています。
しかし、実際に頭痛で悩んでいる人の中には、「できれば薬には頼りたくない」と言う人も多く存在します。
ただし、症状によっては命の危険をともなうものが原因となる頭痛もありますので、そういった場合には早急に医師の判断を仰ぐようにしましょう。
目次
1. 純酸素吸入療法(片頭痛、群発頭痛)
純酸素吸入療法とは、純度100%の酸素を吸入することで、拡張した血管の収縮を促して痛みを鎮める治療法(医師の処方箋が必要)です。
この治療方法は、主に群発頭痛の治療に利用されます。
フェイスマスクを通して毎分7リットルの酸素を15分吸入することで、大抵は酸素を吸入して5分ほどで痛みは軽くなってきます。
酸素ですから、もちろん薬ではありません。
薬のように、飲み過ぎて効果が薄れてきたり、中毒になったりすることもありません。
ただし、酸素ボンベのレンタル費用など毎月約2万円ほどの治療費がかかることと、医師がなかなか処方箋を出してくれないという問題点があります。
2. 暗く静かな所で安静にする・睡眠をとる(片頭痛)
これは、片頭痛を軽減させる方法です。
片頭痛は、まぶしい光や騒がしい音に敏感になり、痛みが増したりしますので、暗く静かな部屋で安静にすることで痛みが軽減されていきます。
横になれなくても、椅子に座って安静にしているだけでも効果があります。
3. マッサージやお風呂で温める、患部を冷やす(緊張型頭痛)
マッサージやお風呂で温めるのは、緊張型頭痛を軽減させる方法です。
緊張型頭痛は、首や肩周りの筋肉が凝り固まって血流が悪くなって起こる頭痛です。
マッサージをしたり、お風呂に入って温まることによって筋肉がほぐれ、血流が良くなり頭痛が改善されます。
血管が拡張して起こる片頭痛や群発頭痛には効果を確認することが難しいと言えます。
4. 頭痛に効くツボを押す(片頭痛、緊張型頭痛)
人の頭には、頭痛に効果のあるツボがいくつかあります。
百会(ひゃくえ)
場所: 両耳と正中線の交点
効果: 頭痛、不眠、めまい、鼻疾患、痔、精神疾患
通天(つうてん)
場所: 「百会」の両側のわずかに前寄り。額の髪の生えぎわから、前正線上を親指の幅四本分後ろにいき、さらに耳の方向へ親指の幅一本半分下がったところ
効果: 頚部、鼻の中のできもの、鼻づまり、頭痛や頭重
風池(ふうち)
場所: 後頭部の生え際にある胸鎖乳突筋と僧帽筋の間くぼみ
効果: 首こり・肩こり・頭痛・眼精疲労・脳の活性・自律神経
5. 拡張した血管を収縮させるマグネシウムを摂取する(片頭痛、群発頭痛)
マグネシウムやB2には、頭痛を軽減させる効果があると言われています。
特にマグネシウムは、生体内で300種類以上の酵素反応に関係している為、不足すると身体が疲れやすくなったり、身体がだるいと感じるような症状が出ると考えられています。
また、マグネシウムは拡張した血管を収縮させる効果があると言われていて、片頭痛や群発頭痛に効果があると言われています。
しかし、私自身がマグネシウムを含む食品の代表格でもあるアーモンドを一定期間摂取してみた結果、その効果をあまり感じることができなかったことから、あまりに痛みの強い群発頭痛の場合、効果を実感できるようになるまで、相当な時間が必要かもしれません。
ただ、群発頭痛の発生期間は1回につき1~2ヶ月と短期間ですので、効果が出る前に終わってしまう可能性もあります。
6. コーヒーやお茶などでカフェインを摂取する(片頭痛、緊張型頭痛)
コーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲み物を摂ると、頭痛が楽になることもあります。
カフェインは鎮痛剤にも含まれている場合もありますので、片頭痛や緊張型頭痛に効果を発揮することも期待できます。
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