30代男性の「なりたさん」より、貴重な群発頭痛の経験談をお話いただきました。
30代男性「なりたさん」さんの群発頭痛の経験談
はじめまして、「なりたさん」と申します。
私が群発頭痛になったのは20代前半でした。
はじまりは運転中
夕方4時頃、営業で車の運転をしていたとき、急にズキズキと頭の右側が痛み始めました。
子どもの頃から片頭痛持ちだった私ですが、このときの頭痛は「初めての痛み」だとすぐにわかりました。
右側の後頭部から右目に向かってナイフで刺され続けているような痛みが始まり、痛みで右目が開かなくなってきました。
そしてついには右目だけから涙が溢れてきて運転に支障が出そうだったので、コンビニの駐車場へと車を移動させました。
いつもの片頭痛とは明らかに違います。
痛みの強さも、痛む箇所も(片頭痛はこめかみが多かった)、比にならないくらいのものでした。
まさに今でいう「自殺したくなるような痛み」で、車の中で我慢できずにうずくまったり、首を回したり、頭の痛い部分を手で殴ったり、ハンドルに頭を打ち付けたりしました。
外から見たら危ない人に見えたかもしれません。
しかし、どうにもならないくらい激しい痛みで、じっとしていることができなかったんです。
その激しい痛みは1時間にわたり続きました。
毎日夕方に襲ってくる激しい痛み
それから数週間、決まって夕方4時頃に激しい頭痛に襲われるようになりました。
当時、車で営業先を回っていたもので、運転しなくては仕事になりません。
しかし、夕方4時からの1時間、とても運転できるような状態ではありませんでした。
更に困ったのは、当時「群発頭痛」なんて言葉はなかったので、それを上司に伝えても理解されなかったことでした。
「頭痛くらいで何言ってるんだ!」
「体調管理もできないのか?」
「気合が足りない」
「たるんでるんじゃないか?」
体調は悪くないんです。
夕方4時から、ほんの1時間だけなんです。
ただ、その1時間はとてつもなく激しい痛みで、車の運転はおろか、もう何もできないくらいのたうち回るんです。
痛みは今も続いています
このときは、結局1ヶ月ほど苦しむことになりました。
そして、今では3年おきくらいで群発頭痛に襲われます。
当時は夕方1回でしたが、今は夕方に1回、深夜3時頃に1回、毎日計2回、2ヶ月ほど悩まされています。
今年はその当たり年です。
毎回毎回そうですが、今回も相当ツライです。
鎮痛剤は効かないので、痛くなる寸前で点鼻薬を噴射します。
効果はまちまちで、痛みが軽くなるときもあれば、全く効かないときもあります。
早く原因が解明されて、1日でも早く効果的な治療法が出てくることを切に祈っています。
なりたさん、ありがとうございました。