群発頭痛は、別名「自殺頭痛」と呼ばれるくらいの激しい痛みが1時間から2時間続き、痛み以外にも様々な症状が現れます。
では、その群発頭痛の症状に「吐き気」や「嘔吐」はあるのでしょうか?
群発頭痛の症状に通常「吐き気」や「嘔吐」は見られない
<どんな痛みか>
・目の奥をスプーンでえぐられるような痛さ
・キリで刺されるような痛さ 自殺したくなるような痛さ
<どこが痛むか>
・必ず片側のどちらかの目の奥 片側だけの目の奥や周囲にあらわれ、上あごのあたりや頭の片側へと拡がる
<頭痛の頻度>
・1ヶ月から2ヶ月、毎日決まった時間に1~数回
<痛み以外の症状>
・目の充血、涙、チカチカする 鼻水
このように、群発頭痛の基本的な症状の中には「吐き気」や「嘔吐」は見られません。
しかし、体調不良時や満腹時などには、群発頭痛のあまりの激痛に吐き気を感じたり嘔吐してしまうこともあります。
「吐き気」や「嘔吐」が見られるのは片頭痛が一般的
片頭痛は頭の片側、もしくは両側で起こることが多く、「ズキンズキン」「ガンガン」と血管が脈打つような痛みが特徴です。
頭痛の起こる回数は、月に1~2回程度から、多いときには週に1~2回になる人もいます。
痛みは1~2時間でピークに達します。
片頭痛ではこれらの症状の他に、以下のような症状も見られます。
- 吐き気がしたり、胃がムカムカすることがある
- 頭痛にともなって、光がまぶしく感じられることがある
- 音やニオイに敏感になることがある
- あまりの痛みに、仕事や家事、勉強などが手につかずに効率が極端に落ちることがある
基本的には、吐き気や嘔吐をともなう頭痛は片頭痛が多いのですが、体調や生活のリズムによっては、群発頭痛の発生時にも吐き気を感じたり嘔吐してしまうこともあることを覚えておきましょう。
群発頭痛の特徴(基本編)
群発頭痛の特徴は独特です。
- 一度発症すると、一定期間毎日ほぼ決まった時間に頭痛が発生する
- 毎日の頭痛が1ヶ月から長い人で1年続く
- 頭痛期間が過ぎれば、1年から数年は発症せず、また発症を繰り返す
- 女性よりも男性に多く、その割合は女性の4~5倍と言われている
- 2~4をみたす発作が 5回以上ある
- 未治療の場合、重度~きわめて重度の一側の痛みが眼窩部、眼窩上部または側頭部のいずれか1つ以上の部位に、15~180分間持続する
- 以下の1項目以上を認める
- 頭痛と同側に少なくとも以下の症状あるいは徴候の1項目を伴う
- a) 結膜充血または流涙(あるいはその両方)
- b) 鼻閉または鼻漏(あるいはその両方)
- c) 眼瞼浮腫
- d) 前額部および顔面の発汗
- e) 前額部および顔面の紅潮
- f) 耳閉感
- g) 縮瞳または眼瞼下垂(あるいはその両方)
- 落ち着きのない、あるいは興奮した様子
- 発作時期の半分以上においては、発作頻度は 1回/ 2日~ 8回/ 1日である
- ほかに最適な ICHD-3 の診断がない
引用元:日本頭痛学会「P28-30 , 3.群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛 , 国際頭痛分類第3版beta版 , 医学書院 , 2014.」より
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