頭痛薬として処方されることの多いマクサルトですが、この薬は群発頭痛にも効果があるのでしょうか?
一部の人からは、「群発頭痛には効果がない」という声も聞かれますが、本当のところどうなのでしょうか。
そして、色々と試してみた中で私が一番実感した方法も紹介しますのでご覧ください。
目次
群発頭痛へのマクサルトの効果と作用
先読みポイント!
マクサルトは拡張した血管を収縮させることで頭痛を改善する片頭痛治療薬として開発
マクサルトは群発頭痛にも一定の効果があるとされている(個人の状態による)
片頭痛発作時に拡張した血管を収縮させ、血管炎症を抑制する作用により、速やかに頭痛を改善する片頭痛治療剤として、米国でのメルク社による非臨床試験および臨床試験の成績を受け、1995年5月より本邦において臨床開発に着手し、2003年7月に承認されました。
マクサルトは錠剤のほかに、片頭痛発作時に場所を選ばず水なしでも服用できる「マクサルトRPD錠(口腔内崩壊錠)」も開発しました。
マクサルトの効果
片頭痛の発生は、何らかの刺激で神経拡張性の神経ペプチドが放出され、血管が拡張して炎症が起きたときに伝わる痛みによるものと考えられています。
これに対してマクサルトは、5-HT1B及び5-HT1Dに対する親和性が高く、片頭痛発作を速やかに改善します。
マクサルトは速く効く
マクサルトと同じトリプタン系製剤には、『マクサルト(一般名:リザトリプタン)』、『アマージ(一般名:ナラトリプタン)』、『イミグラン(一般名:スマトリプタン)』の3つがありますが、それぞれの効果には特徴があります。
『マクサルト』は速く効く、『アマージ』は長く効くため再発しにくい、という特徴があるため、頭痛の症状に合わせて薬を選ぶことができます。
ちなみに、『イミグラン』はその中間くらいの速さと長さを持っていますが、錠剤だけでなく点鼻薬や注射剤もあるため、片頭痛が酷く口から薬を飲めない場合にも使うことができます。
マクサルトの副作用とそれに代わるサプリメントの効果
先読みポイント!
マクサルトには、めまい・吐き気・倦怠感などの副作用がある
マクサルトの効果を実感できない場合にはサプリメントもおすすめ
『ずきしらずの実』は一度試す価値があるサプリメント
しかし、一般的にはイミグランのほうが多く処方され、患者もイミグランのほうを好むケースが多いのが実情です。
これは、イミグランには点鼻薬や皮下注射などのバリエーションがあることが影響しています。
実際に、錠剤よりも点鼻薬、点鼻薬よりも皮下注射のほうが効果が早く出ることがわかっています。
マクサルトの副作用
マクサルトの副作用には以下のものがあります。
- めまい
- 吐き気
- 眠気、倦怠感
- 体の痛み
- 心臓の異常(狭心症、心筋梗塞など含む)
- 胸の痛み・違和感・圧迫感
- 動悸、脈の乱れ
- 冷汗
- 締め付けられるような胸の痛み
- アナフィラキシーショック
- じんま疹、全身発赤
- 顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい
- 血圧低下
- 目の前が暗くなり意識が薄れる
- てんかん様発作
- けいれん
不整脈や狭心症の報告もされていますので、特に高齢者の服用には注意が必要です。
また、頻繁に使用することで薬物乱用頭痛を引き起こす可能性もありますので、医師の指導のもと服用することが必要です。
副作用のあるマクサルトに代わる治療法
上でもお伝えしていますが、薬剤を頻繁に使用することで薬物乱用頭痛を引き起こす可能性もありますし、薬剤自体の効果も薄れてしまう可能性があります。
純酸素吸入療法であれば、使用するのは酸素ですのでこのような可能性はありません。
それは高額なコストです。
マクサルトの薬価は1錠で約900円、10錠で保険適用でも2,700円です。
1日2錠までの服用なら問題ありませんので、1ヶ月から2ヶ月続く群発頭痛ですと、約16,000円~32,000円かかる計算となります。
純酸素吸入療法は専用の酸素ボンベを医師の処方箋つきでレンタルができますが、そのレンタル料金は保険適用でも月に約2万円かかります。
このようなことを考えると、手軽に安価に始めやすいサプリメントを効果的に利用することも選択肢の1つとして考えるべきです。
最後に、私が実際に試して良かったと感じたサプリをランキングでご紹介しますのでご覧ください。
ちなみに、私が一番実感できたのは『ズツノンDr.』というサプリで、それまでどうしてもなくならなかった激痛が、飲みはじめた次の日には嘘のようにスッキリ実感できました。
「まだサプリメントは試したことがない!」と言う方は、ぜひ参考にしてみてください。