群発頭痛を的確に診断・治療してくれる医師の選び方

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なぜ群発頭痛の診断は難しいのか？なぜ医師は見逃すのか？そこには2つの理由があった。でもお伝えしていますが、的確に群発頭痛と診断してくれる医師に巡り合うためには、患者側の努力も必要となってきます。

ひらいち

では、どのようにして群発頭痛を的確に診断してくれる医師を選べばいいのかを見ていきましょう。

群発頭痛をわかってくれる医師の選び方

ひらいち

まずはこの3つが、群発頭痛をわかってくれる医師の選び方のポイントとなります。

先に確認・予約の電話をする

かかりつけの医師でない限り、こちらの状況や体調などを把握していることはありませんので、最初にどのように症状を告げるかが重要になってきます。

特に初めての病院などの場合、受付スタッフや看護師に「診てみないとわかりません」などと言われてしまうことも多いですから、先に電話などで「群発頭痛らしいのですが、診てもらえるでしょうか」と予約の電話を入れておくといいでしょう。

しかし、今までに何度か群発頭痛の診療をしたことのある病院であれば、患者に対して冷たい対応をする可能性は低いので、もしこのように冷たいような対応をされた場合には、あまりよい治療を受けることができない可能性があります。

頭痛持ちさん

僕もこの経験がありますけど、本当に辛いんですよね。

「以前に群発頭痛ではないかと診断されたことがある」と告げる

また、最初の問診の段階で、「インターネットで調べたら、これは群発頭痛だと思うんですが」と伝えてしまうと、医師もいい顔をしません。

よほど群発頭痛に詳しい医師でない限りは、不愉快な気分にさせてしまうでしょう。

そうならないために、「以前に群発頭痛ではないかと診断を受けたことがあるのですが」と、やんわりと話してみることをおすすめします。

その上で、

などの症状を伝えましょう。

群発頭痛の知識のある医師であれば、これらの症状から的確な診断をしてくれるはずです。

また、もし群発頭痛に対する知識がなかっとしても、患者の話をしっかりと聞いてくれる医師であれば、さらに話を進めていけばわかってくれる可能性も少なくはありません。

すぐにMRIやCTスキャンなどを撮るように言われるかどうかを見極める

一方で、患者の話には耳を貸さずに、すぐにMRIやCTスキャンなどの検査を勧めてくるようなら、その医療機関では群発頭痛のまともな診察も治療も受けられない可能性があります。

ただし、群発頭痛と判断した場合でも、発症して間もない場合には他の病気の可能性もありますので、一度は画像検査を受けておくといいかもしれません。

群発頭痛の治療ができる医師の見分け方

群発頭痛の診断ができる医師は、最近になって少しずつ増えてきましたが、治療のできる医師はまだまだ少ないのが実態です。

とは言え、トリプタン系薬剤のように、片頭痛の治療にも使える薬もありますので、片頭痛と誤診されたが結果は良かったと言う場合、それはそれで受け入れるしかないと言う人もいるでしょう。

群発頭痛の治療ができる医師を見分けるためには以下の2つがポイントになります。

鎮痛剤を処方する医師はダメ

群発頭痛の処方薬として鎮痛剤が出されるようであれば、その医療機関・医師は全くダメだと思ってください。

鎮痛剤の多くはロキソニンなどですが、群発頭痛にはロキソニンは効かないことが知られています。

群発頭痛に対して知識のある医師であれば、ロキソニンなどの鎮痛剤ではなく、点鼻薬や自己注射のスマトリプタンを勧めます。

もしくは純酸素吸入療法を勧めるはずです。

予防薬についての知識があるかどうか

群発頭痛には、治療薬の他に予防薬の処方についても効果があると言われていますが、まだその確かな知識が医療関係者の中で広がっていないとも言われています。

特に、ベラパミル（ワソラン）や炭酸リチウム（リーマス）などのことを、すぐに思いつく医師は少ない現状があります。

もしこれらの薬を処方する場合には、ある程度その医師を信用してもいいかもしれません。

しかし、ワソランは1日に6錠以上の処方でないと効果はありませんので、1日3錠の処方であればその医師をあまり信用しないほうがいいかもしれません。

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