群発頭痛になってしまったとき、どうすれば痛みが引いていくのでしょうか?
応急処置はどうしたら一番いいのでしょうか?
また、効果的な予防法にはどのようなものがあるのでしょうか?
目次
群発頭痛が起こったときの応急処置
群発頭痛の痛みは他の頭痛と比べるとその痛みは想像以上のものです。
群発頭痛は、別名「自殺頭痛」とも言われ、世界三大激痛の1つとも言われています。
その激痛は、どのようにすれば和らげることができるのでしょうか。
一般的な頭痛(片頭痛、緊張型頭痛)の応急処置
一般的な頭痛のとき、応急処置として以下のようなことを試すことが多いと思います。
- 窓を開けて深呼吸をしてリラックスする
- 頭部の痛い部分を冷やす
片頭痛の場合には、これに加えて以下のようなことをすると痛みが和らいでいきます。
- 暗い静かな部屋で横になる
- カフェインを含んだ飲み物を飲む
- 激しい運動を避ける
緊張型頭痛の場合の応急処置は以下の通りです。
- 肩や首を温めて血流を良くする
- マッサージやストレッチをして筋肉をほぐし血流を良くする
- お風呂に入って体を温める
また、早急に医師による治療が必要な頭痛(脳腫瘍やくも膜下出血など)もありますので、いつもと違う痛みと感じたらすぐに医療機関を受診するようにしましょう。
群発頭痛の応急処置
群発頭痛が起こってしまったら、今までに挙げたような応急処置はほとんど効果がありません。
それだけの激痛だとも言えます。
一度、群発頭痛に罹ってしまったら、中途半端な応急処置は効果がないと覚えておきましょう。
実際に群発頭痛の経験者である私も色々と試してみましたが、どれも決定的な効果は見られませんでした。
一番効果的なのは純酸素吸入療法とイミグラン皮下注射
群発頭痛は毎日決まった時間に起こります。
その痛みは「なった人にしかわからない」ほどの激痛です。
その激痛を効果的に和らげる最も効果的なものが、純酸素吸入療法とイミグラン皮下注射です。
純酸素吸入療法とは、純度100%の酸素を吸入することで、拡張した血管の収縮を促して痛みを鎮める治療法です。
フェイスマスクを通して毎分7リットルの酸素を15分吸入することで、大抵は酸素を吸入して5分ほどで痛みは軽くなってきます。
ただし、専用の酸素ボンベには医師の処方箋が必要で、その処方箋をなかなか出してもらえないという問題があります。
イミグラン皮下注射は、スマトリプタン系の薬剤で、2008年2月にイミグランの自己注射キットが厚生労働省に認可され、発売されることとなったことにより、医療機関の指導を受ければ、患者が自宅で自分で注射ができるようになりました。
ただし、使いすぎると効果が薄れたり頭痛回数が増えるなどの声も多く聞きますので注意が必要です。
日常でできる群発頭痛の予防法
群発頭痛の効果的な応急処置は、今のところ純酸素吸入療法とイミグラン皮下注射と言われていますが、日常から気をつけることもできます。
飲酒やたばこは厳禁
飲酒やたばこを止めたからと言って、群発頭痛が治るわけではありませんが、新たな痛みを誘発することは防ぐことができます。
と言うのも、飲酒やたばこは群発頭痛を引き起こすトリガーになっているとわかっているからです。
群発頭痛の発生期には、飲酒やたばこは絶対に控えるようにしましょう。
自分の頭痛を理解しておく
自分の頭痛は群発頭痛なのか、片頭痛なのか、緊張型頭痛なのかを理解しておきましょう。
頭痛の種類を把握しておくことで、適切な処置を自分でも取ることができます。
また、いつ、どのように痛むのか理解しておくことで、医療機関を受診して医師にその症状を伝えたときに、医師が頭痛の種類を判断しやすくなり、効果的な治療が受けやすくなります。
サプリメントで頭痛改善
今はサプリメントで頭痛を和らげるという方法もあります。
ただ、サプリメントは薬ではなく健康食品ですので、効果が出る人もいれば出ない人もいます。
そして、長い時間をかけてじっくりと体内から改善していくということがポイントです。
最後に、私が実際に試して良かったと感じたサプリをランキングでご紹介しますのでご覧ください。
「まだサプリメントは試したことがない!」と言う方は、ぜひ参考にしてみてください。