群発頭痛が発生している時期に車の運転はしても大丈夫なのでしょか?
それとも大事をとって控えたほうがいいのでしょうか?
目次
群発頭痛の痛みは運転に支障をきたします
先読みポイント!
群発頭痛の痛みは耐えがたいものなので、自動車の運転は控えたほうがよい
道路交通法では、体調不良時の運転は禁止とされている(違反したら3年以下の懲役または50万円以下の罰金)
あなたがまだ、群発頭痛になりたてであれば、知っておく必要があります。
では、どのような痛みなのでしょうか?
群発頭痛の主な症状と痛み
<どんな痛みか>
・目の奥をスプーンでえぐられるような痛さ
・キリで刺されるような痛さ
・自殺したくなるような痛さ
<どこが痛むか>
・必ず片側のどちらかの目の奥
・片側だけの目の奥や周囲にあらわれ、上あごのあたりや頭の片側へと拡がる
<頭痛の頻度>
1ヶ月から2ヶ月、毎日決まった時間に1~数回
<痛み以外の症状>
・目の充血、涙、チカチカする
・鼻水
このように、群発頭痛の痛みは ”耐えることのできない痛み” であると覚えておきましょう。
実際に、群発期の私の場合もには1日2回(早朝3時頃、夕方6時頃)だったのですが、その激しい痛みで目が覚め、1~2時間もだえ苦しんでいました。
群発頭痛が発生したとき、車の運転は非常に危険
まだ私の頭痛が群発頭痛だと診断される前(15年ほど前)、知らずに車の運転をしていたときがありましたが、あまりの激痛と涙目でコンビニの駐車場で1時間ほどもだえ苦しんだ経験があります。
また、道路交通法では、体調不良の時は運転を禁止するよう定められています(違反したら3年以下の懲役または50万円以下の罰金)。
道路交通法第66条「過労運転等の禁止」より抜粋
何人も、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない(一部略)。
群発頭痛でも車の運転をしなければいけないとき、どうしたらいいの?
先読みポイント!
群発頭痛が起こったら自動車の運転は控える
頭痛発生の時間の周辺では運転を控える
薬物療法と純酸素吸入療法で痛みを軽減させる
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しかし、仕事などでどうしても車の運転をしなければいけない場合もでてくることがあります。
そんなときは、どうすればいいのでしょうか?
頭痛の発生時間だけは車の運転をしない
群発頭痛の特徴の1つに、「決まった時間に頭痛に襲われる」というものがあります。
私の場合、早朝3時頃と夕方6時頃でした。
ですから、自分の頭痛が群発頭痛と診断されて以降、この時間を避けて車の運転をすることで、危ない目に遭うことはなくなりました。
群発頭痛の激痛は決まった時間に発生するのですが、その発生時間は人それぞれです。
そして、会社の上司や仲間には、
- 自分が群発頭痛の患者であること
- 頭痛発生時の運転は大変危険であること
- 決まった時間に頭痛に襲われるので、それ以外の時間なら運転ができること
などを伝えておくといいでしょう。
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医師の診断による治療薬を使用する
群発頭痛の原因や治療法はいまだに明らかになっていません。
根本的な治療法がない、ということです。
しかし、痛みを軽減させる治療法はいくつかわかってきています。
- 薬物療法
群発頭痛が発作したとき(急性期)の治療薬としては、トリプタン系薬剤で効果が認められているものがあります。
効果がある反面、使用頻度が高くなると効果が薄れたり頭痛回数が増えるなどの声も多く聞かれますので注意が必要です。
また、一時的ではありますが、成分にリドカインが含まれる点鼻薬も効果があると言われています。 - 純酸素吸入療法
純酸素吸入法は、医療用の純度100%の酸素をフェイスマスクを通して毎分7リットルを15分吸入する治療法で、大抵は酸素を吸入して5分ほどで痛みは軽くなってきます。
発作が起こったら、できるだけ早く行うと、より効果的です。
ただ、専用の酸素ボンベを使用する際に必要な処方箋をなかなか出してもらえないという問題点があります。
最後に、私が実際に試して良かったと感じたサプリをランキングでご紹介しますのでご覧ください。
「まだサプリメントは試したことがない!」と言う方は、ぜひ参考にしてみてください。