群発頭痛のような激しい痛みに襲われたら、何科の病院で診てもらえばいいのでしょうか?
実際に群発頭痛持ちの私も迷ったこの問題について解説します。
そして、色々な方法を試した私が一番実感できた方法も紹介しますのでご覧ください。
群発頭痛は神経内科で診てもらう
ポイント!
群発頭痛の診断は慣れていないと医師にも難しい
頭痛専門医でも見落とす可能性がある
結論から先に言いますと、群発頭痛かもしれないと思ったら、神経内科で診てもらいましょう。
それはなぜか?
その前に、まずは群発頭痛について簡単に説明をします。
群発頭痛の症状・特徴
群発頭痛は片頭痛と同様に発作的に起こる頭痛で、年に数回から数年に1回くらいの頻度で起こりますが、一度発症すると1~2ヶ月にわたって、ほとんど毎日、 ほぼ同じ時間帯に激しい頭痛に襲われます。
じっとしていられず、転げまわる人もいるほどで、片側の目の奥が強烈に痛むのが特徴で、同じ側の目や鼻に涙・鼻水・鼻づまりなどの症状が現れます。
発作が起こっている期間にアルコールを飲むと、必ずといっていいほど頭痛発作が起こります。
群発頭痛の主な症状は以下の通りです。
<どんな痛みか>
・目の奥をスプーンでえぐられるような痛さ
・キリで刺されるような痛さ
・自殺したくなるような痛さ
<どこが痛むか>
・必ず片側のどちらかの目の奥
・片側だけの目の奥や周囲にあらわれ、上あごのあたりや頭の片側へと拡がる
<頭痛の頻度>
1ヶ月から2ヶ月、毎日決まった時間に1~数回
<痛み以外の症状>
・目の充血、涙、チカチカする
・鼻水
群発頭痛の診断は医師も難しい
群発頭痛は、未だにその原因や明確な治療法が見つかっていない病気です。
一説には、群発頭痛を発症する確率は10万人に1人とも言われていて、最近まで『群発頭痛』と言う名前もありませんでした。
そのため、色々な病院で診てもらっても、群発頭痛と診断されるまで時間がかかったというケースも少なくありません。
CTスキャンやMRIなどの検査をしても、医師ですら群発頭痛を知らないわけですから、「片頭痛」や「緊張型頭痛」と診断されてしまうこともありました。
頭痛専門の病院ですら、こういうことが起こりますので、群発頭痛の診断は医師でも難しいと言うことがわかります。
なぜ群発頭痛は神経内科なのか?
ポイント!
群発頭痛の診断基準は国際頭痛分類で決められている
群発頭痛の診断は、筋肉や神経などを診てくれる神経内科が適している
群発頭痛の診断は国際頭痛分類の診断基準で決められています。
- 2~4をみたす発作が 5回以上ある
- 未治療の場合、重度~きわめて重度の一側の痛みが眼窩部、眼窩上部または側頭部のいずれか1つ以上の部位に、15~180分間持続する
- 以下の1項目以上を認める
- 頭痛と同側に少なくとも以下の症状あるいは徴候の1項目を伴う
- a) 結膜充血または流涙(あるいはその両方)
- b) 鼻閉または鼻漏(あるいはその両方)
- c) 眼瞼浮腫
- d) 前額部および顔面の発汗
- e) 前額部および顔面の紅潮
- f) 耳閉感
- g) 縮瞳または眼瞼下垂(あるいはその両方)
- 落ち着きのない、あるいは興奮した様子
- 発作時期の半分以上においては、発作頻度は 1回/ 2日~ 8回/ 1日である
- ほかに最適な ICHD-3 の診断がない
引用元:日本頭痛学会「P28-30 , 3.群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛 , 国際頭痛分類第3版beta版 , 医学書院 , 2014.」より
これらの症状を診断してもらうためには、頭痛を専門で診てくれる病院でないと正しい診断をしてもらえません。
「片頭痛ですね」「緊張型頭痛ですね」で終わってしまいます。
正しい診断をしてもらうためには、神経内科や頭痛専門外来で診てもらいましょう。
神経内科は精神的な問題ではない
- 脳
- 脊髄
- 神経
- 筋肉
などの病気を扱う科です。
原因や治療法が明確に見つかっていない群発頭痛を診断してもらうためには、このように筋肉や神経などを診てくれる神経内科がいいでしょう。
最後に、私が実際に試して良かったと感じたサプリをランキングでご紹介しますのでご覧ください。
「まだサプリメントは試したことがない!」と言う方は、ぜひ参考にしてみてください。