いつも同じ時間に激痛に襲われる、恐怖の群発頭痛。
その激痛は毎日、人によっては1ヶ月から1年続く、恐ろしい頭痛です。
なんで僕だけこんなにツライんですか?
本当にこの痛みはツライですよね、実は群発頭痛になりやすい人の特徴というのもわかってきています。
そこで、どうしたらこの激痛に耐えることができるか、痛みを軽くすることができるか、痛む時間を短くすることができるか、実際に群発頭痛に悩む私が試したいくつかの方法のうち「冷やす」「ツボを押す」という2つに絞って、その効果を検証してみました。
結果としては、ほとんど実感することができませんでした。
ただ、少しだけ「これはいいかも」と思えるようなポイントも見つかりましたので参考にしてみてください。
そして、「冷やす」「ツボを押す」以外にも色々と試した私が、一番実感できた方法も紹介しますのでご覧ください。
群発頭痛は冷やしても痛みは引かない
群発頭痛が発生したとき、すぐに薬物療法や純酸素吸入療法を取ることができればいいのですが、外出先や手元に何もないときにはどうすることもできません。
薬物療法の一番手であるイミグラン皮下注射について、そして純酸素吸入療法については以下にまとめていますのでご覧ください。
しかし、この激痛にただ耐えることもすごく辛いことです。
なった人にしかわからないかもしれませんが、あの激痛が1時間も2時間も続くこと自体、考えただけで耐えられません。
そこで、もし氷や保冷材などが手に入れることができて、冷やすことで痛みが軽減するのであれば、実際に試してみたいと思いました。
結果:群発頭痛に「冷やす」効果は感じられなかった
拡張した血管が痛みを引き起こしている場合、患部を冷やすことで痛みが軽減される場合がります。
これは、患部を冷やすことで拡張した血管が収縮するからと言われています。
片頭痛の場合はこれに当てはまりますので、痛みのある部分を冷やすことで、痛みが軽減される可能性があります。
しかし、群発頭痛はその痛みが尋常でないため、患部を冷やしても ”焼け石に水” 状態とも言われ、効果はほとんどありません。
補足:群発頭痛は温めても効果はない
筋肉が凝り固まっていることが原因で、血流が滞ることで痛みが出る場合、首の周りを温めることで痛みが軽減される場合があります。
緊張型頭痛の場合がこれに当てはまり、ストレッチをしたりお風呂に入って温まることで首回りの筋肉がほぐれ、血流が良くなり痛みが軽減される可能性があります。
群発頭痛の場合、これに当てはまることは可能性として少ないため、温めても効果はないと言われています。
実践:実際に群発頭痛で冷やしてみたが、効果はなかった
痛みが軽減する可能性が少しでもあるのであれば、試せるものは何でも試します。
そこで、痛みが出たときに実際に冷やして、その効果を検証してみました。
用意するもの
- 保冷材(中): 1つから2つ
- タオル: 1枚
患部の冷やし方
保冷材をそのまま持って患部に当てると、保冷材を持っている手を冷たさで痛めてしまいますので、手のひらに折り畳んだタオルを乗せ、その上に保冷材を置き患部に当てます。
痛みを感じる目の奥(当てるのは目の周り)、首の周りなどを重点的に冷やします。
群発頭痛を冷やした結果
時間にして約1時間、溶けた保冷材は新しいものに交換しながら患部を冷やしましたが、効果はほとんどありませんでした。
また、痛みが激しすぎて、患部を冷やし過ぎても「冷たさによる痛み」を感じないので、凍傷にならないよう気をつけたほうがいいでしょう。
群発頭痛は「ツボ押し」でも痛みが引かない
群発頭痛の激痛に耐えるとき、無意識のうちに頭部や首の周りを指で押したり、拳で叩いたりすることがあります。
それで効果が出ることはないのですが、じっとしていられないのでそうなっている現状があります。
しかし、そんなときに頭痛を軽減させるツボがあると言う話を聞きました。
自分で押したり叩いたりしていた経緯もあり、効果には疑問を抱いていましたが、しっかりと「ツボ」を押していたことはありません。
そこで、実際に頭部にあるツボを押して、その効果を検証してみました。
頭痛に効くツボの種類とその効果
頭にはいくつものツボがあり、その1つ1つに様々な効果があります。
画像引用:株式会社リトルサイエンティスト(PDF)より
このイラストにある「百会(ひゃくえ)」、「通天(つうてん)」、「風池(ふうち)」を重点的に押してみることにしました。
百会(ひゃくえ)
場所: 両耳と正中線の交点
効果: 頭痛、不眠、めまい、鼻疾患、痔、精神疾患
通天(つうてん)
場所: 「百会」の両側のわずかに前寄り。額の髪の生えぎわから、前正線上を親指の幅四本分後ろにいき、さらに耳の方向へ親指の幅一本半分下がったところ
効果: 頚部、鼻の中のできもの、鼻づまり、頭痛や頭重
風池(ふうち)
場所: 後頭部の生え際にある胸鎖乳突筋と僧帽筋の間くぼみ
効果: 首こり・肩こり・頭痛・眼精疲労・脳の活性・自律神経
実践:実際に群発頭痛でツボを押してみたが、効果はなかった
この3つのツボを選んだのは、特に頭痛に効果がありそうなところと、実際に私の激痛が突き抜ける場所に近いからです。
そして、実際に群発頭痛が起きたとき、そのツボを押してみました。
結果、頭のツボを押すことにより群発頭痛の痛みを軽減させることはできませんでした。
あまりにも群発頭痛の痛みが強すぎました。
「冷やす」「ツボ押し」を同時に行うと群発頭痛の痛みが少し軽減した
「冷やす」「ツボ押し」この2つの単独での試みは、私の激痛を軽減することができませんでした。
しかし、所々で「あれ、ここは気持ちがいいかも」と、痛みの中にも少し効果がある感覚が残りました。
そこで、「冷やす」と「ツボ押し」を同時に行うとどうなるか試してみようと思ったんです。
実践:「冷やす」と「ツボ押し」同時に行う方法と必要なもの
用意するものは保冷材とタオルのみです。
激痛に襲われたら速やかにその2つを準備します。
そして保冷材を頭のツボに当てて、その上からタオルで押さえ、ゆっくりとぐーっと押しつけます。
結果:「冷やす」と「ツボ押し」同時に行った結果、少しだけ効果があった
保冷材を押し付ける場所を少しずつ変えながら押していくと、痛みのある部分の中でも「ここだ」と言う箇所がいくつか見つかると思います。
そこを重点的に、あまり強くなり過ぎず(力の入れる加減はしっかりと)、ゆっくりと押さえつけます。
すると、通常なら痛みが消えるまで1時間から1時間半かかってたのが、約40分ほどで痛みが消えて行きました。
ただし、手で押し続けるのはなかなか疲れますので、私の場合、壁や柱に頭を押し付けるように行っていました。
最後に、私が実際に試して良かったと感じたサプリをランキングでご紹介しますのでご覧ください。
ちなみに、私が一番実感できたのは現役ドクターが開発した『ズツノンDr.』というサプリで、それまでどうしてもなくならなかった激痛が、飲みはじめた次の日には嘘のようにスッキリ実感できました。
「まだサプリメントは試したことがない!」と言う方は、ぜひ参考にしてみてください。