ボトックス注射は群発頭痛に効果があるという情報があります。
これは本当なのでしょうか?
そして、いろいろな方法を試した私が一番実感できた方法も紹介しますのでご覧ください。
ボトックス注射は群発頭痛に効果があるのか?
先読みポイント!
ボツリヌス菌を注射するボトックス注射は、1990年代はじめにアメリカで「しわ伸ばし」がきっかけで始まり、それが片頭痛にも効果があった
ボトックス注射を打ってもボツリヌス菌に感染することはない
群発頭痛の発生初期に注射をすると約80%の確率で有効
自由診療なので費用は高額になる
ボトックスとはボツリヌス菌を注射するもので、主に美容整形分野で使われてきました。
1990年代のはじめに、アメリカで女優さんのしわ伸ばしの治療で顔面や頭皮にボツリヌス製剤(ボツリヌス毒素)を注射投与をしたところ、その女優さんが以前より悩んでいた片頭痛も良くなったという偶然のきっかけで頭痛に対する作用が見つかりました。
また、ボツリヌス毒素はボツリヌス菌が産生する毒素で、ボツリヌス菌食中毒の原因となり、極めて毒性が強いとされています(東北地方のい寿司、熊本の辛子レンコン事件で有名になりました)。
ボトックス注射とは?
ボトックス注射は、ボツリヌス毒素を少量注射して、軽い中毒症状を起こさせ病気の治療をするものです。
ボトックス注射は、ボツリヌス菌(食中毒の原因菌であり、自然界に存在する物質の中で生体に対する活性が非常に強い物質)が作り出す天然のたんぱく質を有効成分とした注射剤を使う治療法ですので、体の中にボツリヌス菌そのものが入ることはなく、ボツリヌス菌に感染する危険性はありません。
現在日本国内で保険適応があるボトックス注射は、以下の3つのみです。
- 両側眼瞼けいれん
- 片側顔面けいれん
- 痙性斜頸
群発頭痛に対するボトックス注射は保険適用外になりますので、自由診療となりますので費用は高額になります。
ボトックス注射だけで約5万円ほどかかりますので、効果が感じられたとしても迷うところです。
ボトックス注射の群発頭痛への効果・メリット
ボトックス注射の効果は、片頭痛では徐々に効果が現れてくることが多いのに対し、群発頭痛では効果の立ち上がりが早く、約1週間前後で頭痛が大幅に軽減します。
群発期の初期に治療を実施すると約80%の有効率です。
有効であった患者さんの大部分は群発期が終了するのが早まります。
ボトックス注射の副作用・デメリット
ボトックス注射を使用した患者の中の14.19%に副作用が報告されたことがあります。
その主なものは、薬の効きすぎによりまぶたが閉まりにくくなる、物が飲み込みにくくなる、などでした。
これらの副作用のほとんどは、薬の作用が予想以上に強くあらわれた結果と考えられるもので、薬の効果が弱まるとともに回復しています。
また、費用も自由診療のために高額となることがデメリットの1つと言われています。
最後に、私が実際に試して良かったと感じたサプリをランキングでご紹介しますのでご覧ください。
ちなみに、私が一番実感できたのは現役ドクターが開発した『ズツノンDr.』というサプリで、それまでどうしてもなくならなかった激痛が、飲みはじめた次の日には嘘のようにスッキリ実感できました。
「まだサプリメントは試したことがない!」と言う方は、ぜひ参考にしてみてください。